Cooperation
他の診療科との連携



MFICU
治療が必要な妊婦さんの入院する場所。
NICU
新生児の集中治療室。
GCU
NICUでの治療を終えた児や、新生児に一時的な治療が必要な時や、集中的な監視が必要な時に




関連部署の紹介
麻酔科
麻酔科では、通常の帝王切開の麻酔から、緊迫する超緊急帝王切開時の麻酔、新生児への麻酔など、妊娠・出産・新生児に関わる麻酔管理を行っています。合併症をもつ妊婦さんにも対応し、分娩時のリスクを最小限に抑えるための管理を行っています。妊娠中や分娩時の麻酔は母体と胎児の両方の安全を最優先に、専門知識を持つ麻酔科医が適切な対応をし、安全で質の高い医療の提供に尽力しています。


小児科循環器グループ
小児科循環器グループでは、生まれつき心臓に問題を持つお子さまへの早期診断と治療を行い、生活の質の向上を目指して専門的な診療を提供しています。先天性心疾患をもつ胎児には、胎児心エコー検査などの先進的な画像診断技術を用いて、詳細な病態把握を行い、最適な治療計画を策定します。不整脈や心拍の異常に対しても、治療方針を決定し、適切に対応します。お子さまの安全と安心を第一に考え、またご家族が抱える不安や疑問に丁寧にお応えし、皆さまが安心して治療を受けられるよう、心を込めてサポートいたします。


心臓血管外科
心臓血管外科では、生まれつきの心臓の異常に対して、最適な外科的アプローチを通じて、成長や発育を支援する治療 を提供しています。手術前後のきめ細やかなケアを小児循環器内科や麻酔科、看護師、などの専門スタッフと連携し、チーム医療でお子さまの健康と安全を守ります。また、ご家族へのサポートも重視し、治療内容や回復過程について丁寧にご説明し、不安や疑問にお応えします。


手術部
手術部は、安全で質の高い手術を提供するため、最先端の設備と高度な医療技術を備えた環境で運営しています。手術を受けるすべての患者さまが安心して治療に臨めるよう、多職種の専門スタッフがチーム一丸となって対応しています。厳格な安全基準を設けた安全を最優先に考えた管理体制を整え、手術前の確認や、手術中のモニタリングを徹底し、万が一の事態にも即座に対応できる準備を行っています。経験豊富な看護師、麻酔科医が連携し、術中の状況を常に把握しながら最適な対応を行います。また、周術期におけるケアも充実させ、患者さまやご家族のサポートにも力を入れています。各診療科と連携して、患者さま一人ひとりに合わせた最善の治療を実現しています。


理学療法士
理学療法士は、入院中の妊婦さんを対象に、妊娠・出産に伴う身体の変化をサポートするための専門的なケアを提供しています。妊産婦さんが快適に過ごせるよう、また出産後の回復がスムーズに進むよう、一人ひとりの状態に応じたリハビリ計画を作成し、最適なサポートを行います。そうすることで、入院中に起こりやすい筋力の低下を軽減するための運動やストレッチの指導を行い、安全な分娩をサポートするためのサポートをします。また、新生児集中治療室でも小さく生まれた赤ちゃんの姿勢管理や発達支援運動を行い、母親と新生児の安全を守るための重要な役割を果たしています。


検査・輸血部
輸血部は、出産時や手術時に必要となる輸血を安全かつ迅速に提供するため、専門的な輸血管理を行っています。妊娠・出産には時に予期しない出血を伴うことがあり、母体と胎児の安全を守るためには迅速な対応が求められることがあります。出産時や緊急手術におい て大量出血のリスクが生じた場合にも即座に対応できるよう、24時間体制での輸血準備を整え、医療スタッフと密に連携し、必要な血液を迅速に供給できる体制を維持しています。


臨床工学技士
臨床工学技士は、医療機器の専門家として、特に手術室や救命救急室、集中治療室などの人工呼吸器や人工心肺などの生命維持管理装置が必要とされる現場で、母体と胎児の安全を守るための重要な役割を果たしています。産科手術や出産時には、予期しない大量出血が発生することがあり、自己血回収装置の準備・操作を通じて、迅速な輸血対応を可能にし、救命に使用する生命維持管理装置の操作・管理を行います。また、新生児治療で使用する多種の医療機器が最大限に能力を発揮できるように準備・操作・保守点検を行います。






関連部署の紹介
神経科
神経科では、妊娠・出産に伴う心の変化や不安、産後のメンタルケア、精神疾患をお持ちの方を専門的にサポートしています。妊娠期や産後は、ホルモンの変動や生活環境の変化により、心の不調が起こりやすい時期です。当科では、妊産婦さんが安心して出産・育児に臨めるよう、一人ひとりの心の状態に合わせた診療を行っています。出産後に見られる抑うつ状態や不安感など、いわゆる「産後うつ」やメンタルヘルスの問題に対して、早期発見と治療を行い、育児への不安や心の負担を軽減します。また、産科や小児科、他の関連スタッフと連携し、環境調整やサポートの方法についてもアドバイスを行います。


小児外科
小児外科では、新生児のさまざまな外科的疾患に対して専門的な治療を提供しています。特に先天性の疾患や、生後まもない赤ちゃんに必要な緊急手術など、お子さま特有の病気に幅広く対応し、安全で質の高い医療を目指しています。胎児期から詳細な病態把握を行い、最適な治療計画を策定し、 生まれて間もない赤ちゃんに必要な緊急手術に迅速に対応し、医療チーム全体でお子さまの健康を守ります。小児科や麻酔科、看護師をはじめとする多職種のチームと連携し、すべての治療過程でお子さまとご家族に寄り添ったサポートを行っています。


ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーは、妊娠・出産に伴うさまざまな不安や悩みに寄り添い、妊産婦さんとそのご家族が安心して出産や育児に取り組めるようサポートしています。出産や治療に関わる医療費、育児に必要な生活費に関するご相談をお受けし、社会保障制度や医療費助成制度など、利用可能な制度をわかりやすくご説明いたします。また 、子育てに対する不安や悩みに寄り添い、必要に応じて地域の支援機関や行政サービスとの連携を図り、安心して育児ができる環境づくりをお手伝いします。退院後の生活や育児に不安がある場合には、地域の育児支援や福祉サービスの利用方法をご案内し、退院後も継続して安心して過ごせるようサポートいたします。不安がある場合には、まずは産科スタッフにお声がけください。安心してご出産に臨めるよう、さまざまな側面からサポートいたします。


集中治療部(ICU)
ICUでは、妊娠中や産後における重篤な症状や合併症に対応するため、最新の医療設備と高度な専門知識を備えた集中治療環境を提供しています。特に、産科特有のリスクや合併症に対応できる体制を整えており、妊産婦さんと赤ちゃんの安全を最優先に考えた医療を行っています。経験豊富な医師や看護師が24時間体制で待機し、いつでも最適な治療を提供できるよう対応し、重症の合併症をもった妊婦さん、妊娠高血圧症候群や産後の大出血の妊婦さん、新生児手術後のお子さまなど、重篤な状態に迅速に対応し、必要な集中治療を提供します。また、 ICUに入室中の妊産婦さんとご家族に対し、安心して治療に臨めるようなサポートを提供しています。面会時間の調整や心理的なサポートも行い、ご家族とともにお母さま、お子さまを支えます。


薬剤部
病棟薬剤師は、妊産婦さんが安心して治療を受けられるよう、薬に関する専門知識を活かしたサポートを行っています。妊娠中や授乳中の薬の使用には、赤ちゃんやお母さまの健康を守るために細心の注意が必要です。 服薬方法や副作用について丁寧に説明し、妊産婦さんやご家族の不安や疑問にお答えします。安心して治療に取り組めるよう、常に最新の知識を活用しながらサポートを行っています。また「妊娠と薬の相談外来」では、妊婦・授乳婦専門薬剤師がさらに専門的な情報提供を行っております(有料)。


放射線診断科
放射線診断科では、最新の画像診断技術と専門的な知識を活かし、妊産婦さんと胎児の安全を支えるサポートを行っています。特に、産後出血への迅速な対応や、胎児の先天性疾患に対する画像診断に力を入れ、産科チームと密に連携した医療体制を整えています。
産後出血は、分娩後に母体が危険な状態に陥ることがある緊急事態です。産科で行う超音 波検査に加え時にCTを活用して出血の場所や原因を迅速に特定し、血管造影法を用いて血管塞栓術を行います。経験豊富な放射線科医と技師が24時間体制で対応し、緊急時にも安全に処置できるよう万全の準備を整えています。
妊娠中に判明する先天性疾患や胎児異常の早期発見・評価には、詳細な画像診断が必要です。産科で行う超音波検査に加え、胎児MRIを用いて胎児のを正確に評価し、出生後の治療やサポートにつなげます。





